小鳥さん:卵を産んだ!|小鳥の病気なら埼玉県川口市の小鳥のセンター病院にご相談ください。

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コラム

季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。

小鳥さん:卵を産んだ!

2017.01.30

雌の鳥さんを飼っている方は、ある日ケージの中に卵があった!という経験はありませんか?
1羽で飼っている場合でも栄養状態や日照時間、温度など卵を産みたくなる環境が整うと、無精卵を産むことがあります。ちなみに鳥さんの種類によってはある程度成長しても雌雄の区別がはっきりしない場合があり、雄だと思っていたのに卵を産んだことで、実は雌だったとわかるケースもあります。
もともと厳しい環境下で生きてきた飼い鳥さんの多くは、人工飼育下で容易に卵を作ることができます。しかし、卵の作り過ぎは鳥さんの体に大きなストレスがかかるため、これに関連する病気により鳥さんを苦しめてしまいます。
そこで、今回は鳥さんの卵にまつわるお話をしたいと思います。

セキセイインコの場合は産卵する期間(クラッチ)は1年に1回、4~6個の卵を一日おきに産みます。
個体差があるため年に2クラッチや1回に10個近く産む子もいますが、毎月クラッチが来たり一回のクラッチで産み続ける子は過剰産卵や慢性産卵と呼ばれます。
他の種類の鳥さんでもクラッチや産卵数はほぼ決まっているため、これを大きく逸脱するとやはり異常となります。1羽で産む無精卵でも雌雄ペアにして産卵した場合でも、卵を作ることは鳥さんにとって非常にエネルギーがいります。十分に栄養が足りないと正常な卵が作れず小型卵や薄殻卵など異常卵になることもあります。
このような卵は産み出しにくく、卵が出てこない卵塞やそのまま蓄積して卵管蓄卵材症などの病気に移行する可能性があります。
また、鳥さんの体の維持に必要な栄養も卵にもっていかれるため、骨粗しょう症や産褥テタニー(けいれんやマヒ)が起こる場合もあります。

大好きな鳥さんが卵を産んだり温めたりする姿は微笑ましいと思いますが、産ませ過ぎは鳥さんの寿命を縮めてしまいます。鳥さんが卵を産んだら、いつ・どのような卵を・何個産んだのかを記録するとよいでしょう。卵の数や形、ペースが違う場合や、産みたそうに力んでも出てこない行動をとっていたら速やかに病院で診てもらってください。
次回は過剰な産卵を抑制するために大切な発情のコントロールについてお話したいと思います。

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