Feather treatment
羽毛科

Featheredaceae羽の健康を守る診療
人では聞いたことのない「科」になります。小鳥さんならでは、でしょうか。しかし、非常に多い疾患になります。羽毛科とは「羽になんらかの問題がある」を診察するための科になります。小鳥さんは全身を羽毛でおおわれています。一言で羽毛と言っても、その種類は色や形、役割など沢山の機能を持っています。これらが変化することは小鳥さん自身が何らかの病気を持っている可能性があります。
羽毛科治療に対する当院の方針
羽毛は人の髪の毛とタンパク質であることは同じです。しかし、構造が異なります。
また、人と違い一生伸び続けるものでもありません。羽毛は生え変わりを行います。
そのため、その時の小鳥さんの状態を現しています。
その羽根に現れている状態から異常を見つけ治療へとつなげていきます。
羽毛の検査
羽毛自体の検査として、それ自体を顕微鏡で見る場合、羽毛を遺伝子検査に送る場合、羽毛にいるダニを見つけるためにセロハンテープで見つける場合などがあります。また、羽毛が異常を起こしているときに内臓疾患などからきている場合、ときに精神的な問題から異常を起こしていることもあります。そのため、問診票、ソノウ検査、検便、血液検査、レントゲン検査、遺伝子検査などを行います。
羽毛の治療について

羽毛自体に問題が起きている場合、それに対する対処療法を行います。また、遺伝子検査によりウイルスが検出された場合は抗ウイルス薬による治療を行います。内臓疾患からきている場合はそれの治療を、精神的疾患からきている場合はFDB外来(毛引き外来)に変更して診察を続けていきます。
こんな症状は
ありませんか?
- 換羽が終わらない(ダラダラ続く)
- 換羽がひどい
- 羽毛がよれている
- 羽毛が細い
- 羽毛が折れている
- 羽毛に筋が入る(ストレスライン)
- 綿毛が目立つ
- 身体に羽毛がない
- 機嫌が悪い
- 皮膚がボコボコしている
- 換羽が来ない
- 羽毛が汚い
- 羽毛が生えてこない
- 羽毛が変形している
- 羽毛の色が変わった
- 羽毛がマダラ
- 羽毛を噛んでいる
- 人が触ると怒る
- 血が出ている など
腫瘍の主な疾患
- 内臓疾患(肝臓疾患など)
- 皮膚感染性疾患(細菌性、真菌性など)
- 自咬傷 など
- 代謝性疾患(甲状腺、内分泌疾患、ホルモン性など)
- 上部気道疾患などの炎症からの脱羽
- ウイルス疾患(PBFD、BFD、ABVなど)
- 毛引き症(FDB)
よくあるご質問
- 最近羽がよく抜けます。原因は何でしょうか?
後者は、羽が生えてくることに問題がある場合(ウイルス感など)と羽自体に問題を起こす行動をしている場合(毛引きなど)、羽自体の問題(外部寄生虫など)があります。長期にわたると複雑化して治りづらくなる場合があります。早めの診察をお勧めします。
自然の場合と病的な場合があります。前者は、換羽(トヤ)で自然な現象です。しかし、不規則な生活や過剰な発情によって異常が起こる可能性があります。- 羽のケア方法はありますか?
- 小鳥さんの羽のケアには、栄養バランスの取れた食事と、適切な温度、湿度を保つことが大切です。また、ケージ内の環境を清潔に保ち、羽に異常がないか定期的にチェックすることも重要です。羽が傷ついている場合や抜けが多い場合は、早めにご相談ください。