Tumor

腫瘍科

Oncology腫瘍の診断・治療

小鳥さんも医療の発展とともに腫瘍が増えてきました。小鳥さんの腫瘍には良性や悪性、腫瘍ではない過形成などが見られます。羽毛に覆われているのでなかなか気づいてもらえないことも多いです。また、小鳥さんは横隔膜がないためお腹の中に腫瘍ができても、これも気づきづらいです。

腫瘍科治療に対する当院の方針

当院では、小鳥さんの生命維持と、苦痛の軽減を最も優先とした治療を提案させて頂きます。
小鳥さんの腫瘍は、組織検査や病理検査のために外科手術を行うことができない場合もあります。
その場合、確定診断まで時間を要する場合もあります。
腫瘍は、抗がん剤治療など、期間が長期になってしまうことが多く、飼い主様のご協力が不可欠です。
ご不安なこと等、飼い主さまのご相談もしっかりとお伺いし、心のケアやサポートもさせて頂きたいと考えております。

腫瘍科の検査

問診で症状の詳細、既往歴、性別、生活環境、お食事などをお伺いします。視診、触診、聴診、そ嚢検査、糞便検査、レントゲン検査、超音波検査、血液検査を行います。
すぐに腫瘍と判断できる場合と、他の診療科で内科療法を行っていく上で、治療効果が見込めず、腫瘍が強く疑われる場合があります。治療歴なども、総合的に判断して確定診断を行います。必要に応じて、遺伝子検査で性別の確定や、ウイルス疾患との鑑別を行います。

腫瘍の治療について

小鳥さんの腫瘍の種類、場所、転移などにより、完治を目的とする治療と、痛み軽減やQOL維持を目的とする治療に分かれます。
転移病変がなく、完全に切除できる可能性がある場所に腫瘍がる場合は、完治を目的とした手術や外科的処置を提案させて頂くことがあります。転移がある、広範囲に広がってしまっている、手術が難しい場所にあるなど、完全切除が難しい場合は、内科療法で、必要に応じて経口薬や注射薬で治療を行います。
治療を進めていくうえで飼い主様と相談上治療を決定していきます。

こんな症状は
ありませんか?

  • 寝ていることが多い
  • 脚をあげている、または負重を避けている
  • 呼吸が速い
  • 下痢をしている
  • 姿勢が変化している
  • お腹が大きくなってきた
  • 痩せてきた など
  • 羽を下垂している
  • 身体の左右が対象ではない
  • 嘔吐してがある
  • 糞が大きい
  • デキモノがある
  • お鼻の色や形が変わってきた

腫瘍の主な疾患

  • デキモノがある
  • 腫瘤(脂肪腫、水腫、嚢胞、過形成など)
  • 腫瘍(良性、悪性など) など
  • お鼻の色や形が変わってきた
  • 生殖器疾患系(卵管卵巣、精巣など)
  • 内分泌疾患系(甲状腺など)
  • 内臓疾患系(肝臓、腎臓など) など
  • お腹が大きくなってきた
  • 生殖器疾患系(卵管卵巣、精巣など)
  • 内分泌疾患系(甲状腺、膵臓など)
  • 内臓疾患系(肝臓、腎臓、脾臓など)
  • 消化器疾患系(腺胃、筋胃、腸、膵臓、総排泄腔など)
  • 腫瘤(脂肪腫、水腫、嚢胞、過形成など)
  • 痩せてきた
  • 生殖器疾患系(卵管卵巣、精巣など)
  • 内分泌疾患系(甲状腺、膵臓など)
  • 内臓疾患系(肝臓、腎臓、膵臓など)
  • 消化器疾患系(腺胃、筋胃、腸、膵臓、総排泄腔など) など

よくあるご質問

Q小鳥さんの腫瘍の原因は何ですか?
A小鳥さんの腫瘍は、遺伝的要因や加齢、環境要因(化学物質や不適切な食事など)、持続的な刺激などが影響して発生することがあります。腫瘍は良性のものもあれば悪性のものもあり、見た目では判断がつかない場合があります。異常を感じた場合は、早期の診察をお勧めします。
Q腫瘍が見つかった場合の治療はどんなものがありますか?
A小鳥さんの腫瘍が見つかった場合、腫瘍の種類や場所によって治療法が異なります。大きく分けて2つあります。
内科療法(抗ガン剤など)と外科療法(手術)があります。良性でも小鳥さんの生活の質(QOL)が低下する場合は治療対象とする場合があります。早期発見が治療の鍵となりますので、気になる症状があれば、早めにご相談ください。