Respiratory department
呼吸器科

Respiratory department呼吸困難や鼻の異常の診療
小鳥さんの呼吸器系は非常にデリケートにできています。そして、構造も複雑です。それは飛ぶために進化したからです。鳥さんの種類によっては8000mを超える高高度を飛ぶことができたり、一回の飛行で1万キロを無着陸で飛ぶことも可能です。とても精密にできています。その反面、すぐに病気になってしまったり、中毒を起こしやすかったりします。
呼吸器治療に対する当院の方針
呼吸器疾患は、急変すると即座に命に関わる場合が多く、緊急で処置が必要なケースも多くあります。
当院では、小鳥さんの生命維持と、苦痛の軽減を最も優先とした治療を提案させて頂きます。
小鳥さんにとって、どの治療が最適か、は、その都度、状況に応じて変化します。
呼吸器は治療期間が長期になってしまうことが多く、飼い主様のご協力が不可欠です。
ご不安なこと等、飼い主さまのご相談もしっかりとお伺いし、心のケアやサポートもさせて頂きたいと考えております。
呼吸器の検査
問診で呼吸状態に関する詳細、生活環境、お食事、既往歴などをお伺いします。
視診、触診、聴診、そ嚢検査、糞便検査、レントゲン検査、超音波検査、血液検査を行い、総合的に判断して確定診断を行います。小鳥さんは呼吸器以外の病気でも呼吸が速くなるので鑑別が大切になります。
必要に応じて、細菌培養検査で原因菌の同定と、薬剤耐性試験を行います。また、遺伝子検査で、ウイルス疾患との鑑別を行います。
呼吸器の治療について

内服薬とネブライザーでの治療をメインに治療プランを組み立てます。
ネブライザーとは、お薬を機械を使って煙状の粒子に噴霧し、小鳥さんに吸ってもらう治療です。肺や気嚢の深部までお薬が浸透することで、急性肺炎の防止や、呼吸器の炎症を抑える効果が期待されます。呼吸状態が悪い子は、酸素室に入って頂くこともあります。
こんな症状は
ありませんか?
- 元気食欲の低下
- 開口呼吸をしている(パクパクしている)
- 顔色が悪い
- 動かない
- 羽を広げたり、尾を上下に振って呼吸している
- ヒューヒューと、風が窓を通り抜けるような呼吸をしている
- 膨らんでいる
- 上を向いて呼吸している
- 足の色が悪い
- 抱っこしてもすぐに捕まる
- くしゃみや鼻水がある
- プスプスという呼吸音がする など
呼吸器科の主な疾患
- 開口呼吸をしている
- 精神的(心因性、ストレス性など)
- 栄養性
- 感染症(細菌、真菌、ウイルス、原虫)(上部呼吸器感染症、下部呼吸器感染症)
- 肺炎(細菌性、誤嚥性、卵黄性など)
- 興奮
- 内臓疾患(肝臓疾患、腎臓疾患など)
- 代謝性疾患(糖尿病、高カルシウム血症など)
- そ嚢疾患(感染、腫瘤、など)
- 内分泌疾患(甲状腺疾患、副甲状腺機能亢進症など)
- 腫瘤
- 異物、中毒
- 生殖器疾患
- 熱中症
- 内臓疾患等による気嚢スペース減少 など
- 羽を広げたり、尾を上下に振って呼吸している
- 精神的(心因性、ストレス性など)
- 栄養性
- 感染症(細菌、真菌、ウイルス、原虫)(上部呼吸器感染症、下部呼吸器感染症)
- 肺炎
- 興奮
- 内臓疾患(肝臓疾患、腎臓疾患など)
- 代謝性疾患(糖尿病、高カルシウム血症など)
- そ嚢疾患(感染、腫瘤、など)
- 内分泌疾患(甲状腺疾患、副甲状腺機能亢進症など)
- 腫瘤
- 異物、中毒
- 生殖器疾患
- 内臓疾患等による気嚢スペース減少 など
- ヒューヒューと、風が窓を通り抜けるような呼吸をしている
- 精神的(心因性、ストレス性など)
- 栄養性
- 感染症(細菌、真菌、ウイルス、原虫)(上部呼吸器感染症、下部呼吸器感染症)
- 肺炎
- 興奮
- 内臓疾患(肝臓疾患、腎臓疾患など)
- 代謝性疾患(糖尿病、高カルシウム血症など)
- そ嚢疾患(感染、腫瘤、など)
- 内分泌疾患(甲状腺疾患、副甲状腺機能亢進症など)
- 腫瘤
- 異物
- 生殖器疾患
- 熱中症 など
- プスプスという呼吸音がする
- 精神的(心因性、ストレス性など)
- 栄養性
- 感染症(細菌、真菌、ウイルス、原虫)(上部呼吸器感染症、下部呼吸器感染症)肺炎
- 興奮
- 内臓疾患(肝臓疾患、腎臓疾患など)
- 代謝性疾患(糖尿病、高カルシウム血症など)
- そ嚢疾患(感染、腫瘤、など)
- 内分泌疾患(甲状腺疾患、副甲状腺機能亢進症など)
- 腫瘤
- 異物
- 生殖器疾患 など
- くしゃみや鼻水がある
- 感染症(細菌、真菌、ウイルス、原虫)(上部呼吸器感染症、下部呼吸器感染症)
- 肺炎
- 食後
- 内臓疾患(肝臓疾患、腎臓疾患など)
- そ嚢疾患(感染、腫瘤、など)
- 内分泌疾患(甲状腺疾患、副甲状腺機能亢進症など)
- 腫瘤 など
よくあるご質問
- 呼吸が荒いときの対処法はありますか?
まず、呼吸器刺激物の確認をお願いします。次に小鳥さんがリラックスできる静かで暖かい環境を整え、温かく保つようにしてください。また、呼吸が荒い際に無理に触れたり移動させたりするとストレスを与える可能性がありますので注意しましょう。
症状が改善しない場合や、鳴き声が出ない、口を開けて呼吸をしている、尾を振って呼吸をしているなどといった症状が見られる場合は、早急に当院での診察を受けることをお勧めします。
小鳥さんの呼吸が荒くなる原因は、呼吸器の病気の場合とそれ以外の場合があり、様々です。- 鼻水が止まらない場合はどうすれば良いですか?
まず、ケージの周辺を清潔に保ち、適切な湿度を確保してください。また、急激な温度変化は避けるよう注意しましょう。
それでも鼻水が止まらない場合、炎症や感染が進行している可能性がありますので、当院での診察をお勧めします。鼻水の色が黄色や緑色の場合は特に注意が必要ですので、早めにご相談ください。
小鳥さんの鼻水が続く場合、感染症やアレルギー、環境の問題(湿度不足や空気の汚れ)などが考えられます。