Orthopedics

整形外科

Reservation骨折や脚の麻痺など専門的な診療・治療

小鳥さんが足や羽を怪我してしまった時、その部分に力が入らないなど使いづらそうにすることがあります。原因として事故が多いのですが、突然跛行をしたり、飛べなくなっている場合もあります。この状態は小鳥さんにとって、とても痛い状態です。その原因が何なのか、どういった治療法があるのか調べるために、一刻も早く来院することをお勧めします。その事が小鳥さんの痛みを和らげるための大切な選択だと思います。

整形外科治療に対する当院の方針

当院では、小鳥さんがケガをしてしまい来院された時には、まず状態の把握をいたします。
状態を見て、処置、検査などの判断を行います。小鳥さんは大変に小さいので思い通りの事がすぐにできない場合もあります。
そのため、この判断は大変に重要になります。
その場で緊急的に処置を行う場合から現状把握が必要で検査を行う場合まで様々です。

整形外科の検査

  • レントゲンの検査

    怪我、特に骨折が疑われる場合、確定診断はレントゲン検査で行ないます。

  • CT検査

    骨等に問題があり、レントゲンで判断ができない場合、CT検査を行います。

  • 血液検査

    持病を持っていたり、内臓損傷などの可能性が強く疑われる場合などに行います。これは、麻酔をかける際の危険性の把握だけでなく、見えない疾患を見つける場合があるからです。そして、この見えない疾患によって骨折が起こっている場合もあります。

整形外科の治療

骨折(脚・翼・指など)

骨折の場合は安静、固定、手術など様々な方法の中から選択します。
小鳥さんの状態、骨折理由、骨折部位、骨折部位の状態、飼い主様の考え方などを勘案し、相談しながら治療を選択していきます。

こんな症状は
ありませんか?

  • 元気がない
  • 足(脚)に力が入らない
  • 足(脚)をつかない、挙上している
  • 羽が変な方向に向いている
  • 飛べない
  • 短い距離しか飛べない
  • 羽が下垂している
  • 出血している
  • 食欲不振、廃絶
  • 跛行している
  • 足が変な方向に向いている
  • 身体が傾いていている
  • 飛んでも墜落する
  • 羽がたためない
  • 羽が左右ずれている
  • 下でうずくまっている など

整形外科の必要性

鳥さんは骨格が軽量化されているため、ちょっとした衝撃で骨折するリスクがあります。骨折の固定やリハビリ方法は犬や猫とは異なり、専門知識と技術を要します。放置すると重症化するリスクもあるため、不自然な姿勢や歩き方に気づいたら早めの受診をおすすめします。

よくあるご質問

Q小鳥さんが骨折した際の対応方法を教えてください。
A小鳥さんが骨折した場合、まずは落ち着いて安静、安全な状態に保ちましょう。骨折部分を動かさないようにし、タオルや布ケージ内を囲み小鳥さんを安定させることが重要です。無理に固定するのは避け、すぐに当院にご相談ください。
早急に診察を受けることで、適切な処置や治療計画を立てることができます。また、飼い主様が触れる際は、小鳥さんが痛みやストレスを感じないよう優しく対応してください。
Q骨折は完治しますか?
A小鳥さんの骨折は、部位や症状の重さに応じて異なりますが、適切な治療を行えば回復するケースが多いです。
当院では、骨折の部位に応じた固定や手術などの治療を行い、自然治癒を促進するサポートをしています。ただし、完全に元の状態に戻るまでには時間がかかる場合もあるため、治療後のケアやリハビリの指導、環境管理が重要です。定期的な診察を受けることで、治癒をより確実にサポートします。