Column
コラム
枯れ羽は体のSOS
冬真っただ中、寒さだけではなく乾燥にも悩まされる季節ですね。お肌がかさついてしまったり、髪がぱさぱさになってしまったりとお悩みの方もいるかもしれません。スキンケアをしながらふとおうちの小鳥さんを見て「あれ?うちの子羽がボサボサじゃない?」と思ったことはないでしょうか。実はそれ、お食事が原因かもしれません。
小鳥さんの主食として主流のシードですが、これだけではビタミンAやカルシウムなどどうしても得られなかったり不足したりする栄養素があります。また羽の材料となるたんぱく質(およびその材料のアミノ酸)も十分ではありません。野生の子たちだってシードばかり食べているのでは?そう思った方もいるかもしれませんが、野生下では草や木の若い芽や小さい虫などを食べることもあります。しかし、おうちの小鳥さんは基本的に人間が用意したものしか食べることはできません。そのため、与えるごはんに十分な栄養が含まれているかが重要になります。
さて、では副食には何をあげたらよいのでしょうか。
主にビタミンを補う目的としては、小松菜やチンゲン菜、齧ることが好きな子であればニンジンもおすすめです。カルシウム源としてはボレー粉が適しており、これは同時にヨードを摂取することもできるうえに胃石としての役割も期待できます。たんぱく質は無塩煮干しや鰹節、無糖ヨーグルトやゆで卵などがありますが、カロリー過多になることもあるのであげる量に注意が必要です。
これらの栄養が足りなくなると、さまざまな臓器に影響が出るほか、目に見える症状として羽の質が悪くなることが挙げられます。羽の材料となるたんぱく質が足りなくなることのほかに、栄養バランスが悪い状態が続いたために肝臓などの臓器に負担がかかり続けてしまったことが原因となります。※感染など栄養が原因ではないケースもあります。
栄養バランスが最もよくするためにはペレット食に切り替えることが推奨です。しかし、当の小鳥さん本人がそれを嫌がってしまうことも多く、完全な切り替えは難しいこともあります。その場合は副食を十分にあげることが重要になります。好き嫌いの多い小鳥さんではなかなか手を付けてくれないこともありますが、飼い主さんが一緒に食べて見せるなど工夫をすれば慣れてくれることもあります。
おうちの小鳥さんの食事内容や偏食についてぜひ病院に相談してみてくださいね。