テレビや動画サイトではよく鳥さんと他の動物とが仲良くしている映像が見られます。おうちでもそんな微笑ましい様子を見たいなと思う方もいるかもしれません。しかし、これにはかなり注意が必要です。

 

多くの小鳥さんは野生の世界では被食者、つまり食べられる側にあたります。逆に、ペットとしてよく飼われるワンちゃんや猫ちゃんは捕食者、食べる側です。ワンちゃんたちにその気がなくても、軽く噛んでみただけ、ちょっとパンチしただけで鳥さんには命取りになる可能性があります。また、体格差による事故もあり得るでしょう。

 

鳥さん同士でも油断はできません。特に嘴の鋭いインコちゃんたちは、喧嘩をして相手を傷つけてしまうことが時々あります。場合によっては嘴が欠けてしまったり、骨が折れてしまったりと大けがをしてしまいます。文鳥さんの場合でも、アイリングが欠けてしまうなどの事例があります。

 

こういった不幸な事故を防ぐためにも、鳥さんと他の動物を安易に近づけないようにしましょう。一緒にする場合は必ず目を離すことなく何か起こる前に引き離せるようにしましょう。鳥さん同士の場合も、相性を見極めてじゃれあいの域を超えるような喧嘩をする場合は放鳥時間をずらすなど対策をとりましょう。

 

もし、同居の子たち同士での事故が起きてしまった時はすぐに病院に連絡して来院するようにしましょう。