小鳥さんの呼吸器疾患|小鳥の病気でお悩みなら、川口市の小鳥のセンター病院にご相談ください。

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新着情報

季節ごとに、小鳥さんと一緒に生活する上での注意事項をお知らせしています。
少しでも小鳥さんのことを知って、お役に立てればと思います。

小鳥さんの呼吸器疾患

2024.01.01

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 

今年度も小鳥さんをはじめとする動物さんの健康を守り、病気の早期発見、最善の選択肢のご提案を行い、飼い主さまやご家族の皆様に寄り添った医療が提供できるよう努めていく所存です。

 

今回は、乾燥した冬の寒い季節に気をつけたい、呼吸器感染症についてお話します。

乾燥により粘膜がデリケートになり、寒冷ストレスが、発症のきっかけとなることがあります。

 

小鳥さんの呼吸器の病気には、鼻腔や副鼻腔、咽頭などに炎症が生じる上部気道疾患(URTD)と、気管や肺、気嚢などに炎症が生じる下部気道疾患(LRTD)があります。

 

原因は、細菌、真菌、ウイルス、マイコプラズマ、クラミジア、寄生虫などの感染によるもの、ビタミンA欠乏などの栄養性、外傷、中毒、内臓疾患、誤嚥など多岐にわたります。

原因の特定のため、細菌培養や遺伝子検査を行うこともあります。

 

くしゃみや鼻水、鼻詰まり、頻回なくしゃみやあくびがいつもより増えた場合、URTDの疑いがあります。

見た目では、お鼻や目の周りの汚れや、顔の脱羽と発赤、流涙や結膜炎などの症状がみられます。

プスプスと水滴が弾けるような音、窓の隙間を風がヒューヒューと通り抜けるような音などの呼吸音がしたら要注意です。

お顔を止まり木などにこすりつけて痒がるなどの行動がみられることもあります。

 

慢性化するとLRTDを続発し、病態が急激に悪化し、命に関わることあります。

咳、呼吸音や鳴き声の異常、呼吸回数の増加、運動不耐性などが確認されます。

体内の酸素が足りずにチアノーゼになり、呼吸の度に尾羽を上下させる「テールボビング」や、開口呼吸、空気の通りを良くするため顎を上げ首を伸ばす「スターゲイジング」の姿勢をすることもあります。

 

呼吸器疾患の治療は、抗生物質など内服や、ネブライザーによる吸入治療を行います。

呼吸困難の際は、酸素吸入を行って肺換気を補助します。

 

乾燥する季節は、特に感染によるリスクが高いため、しっかりと保温し、小鳥さんの環境や栄養を整えることがとても大切です。

お野菜などに含まれるビタミンAが不足すると、呼吸器の粘膜がダメージを受け、病原が侵入しやすくなってしまいます。

 

換気不足で、おしっこやうんちで汚れたケージ内は、環境中のアンモニアの濃度が高くなり、粘膜の免疫を弱くしてしまいます。

わら性のおもちゃ、牧草の床材、清潔でない巣箱や止まり木やおもちゃは、URTDの原因菌の温床となっしまいます。

毎日、新鮮なお水やごはんをあげ、生活環境をきれいに保ちましょう。

 

食欲、元気、うんちやおしっこの状態、鳥さんのお鼻や顔周りはきれいか、行動に変化はないかなどを把握し、何か少しでも気になることがある場合は、すぐにご相談ください。

 

飼い主さまと小鳥さんが、今年も良い年をお迎えできますよう、お手伝いができれば幸いです。

 

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